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須藤拓也さんの染付、入荷しました

FOOD FOR THOUGHTでは無地の作品のお取り扱いが多く、お客様にもその印象が強いようなのですが、私たちは絵柄物も大好きです!その中でも非常に人気の高い須藤拓也さんの染付の作品が、少量ではありますが入荷致しました。

当店ディレクター渡辺有子も須藤さんの作品を自宅でも長く愛用しており、馴染み深いもの。

須藤さんは、グラフィックデザインのバックグラウンドを持つ異色の作家。作品はパッと見るとオーソドックスでオーセンティックな染付作品に見えますが、よくよく見てみると一筆一筆手書きされた図柄は非常にモダンで個性的。品があって楽しくて、古いものを真似ただけの染付とは一線を画しています。ひとつひとつに世界があって、目が離せません。

自身の染付への導入について、須藤さんは言います。「もともと古い器への興味から入ったこの世界、李朝の白磁、次第に染付の、日本の古伊万里には無いおおらかさに惹かれ、その後中国の古染付を知り、その自由な絵付けに惹かれるようになりました」。

また、染付の器の醍醐味を、「器単体としての魅力に加え、料理を盛り付けた時の、図柄が見え隠れしながら互いを引き立て合えるということがまた、奥深く、面白い」と捉えていらっしゃいます。

肝心の図柄にかんしては、須藤さんは作品の形やサイズに合うように全体のバランス感を見て、唐草文や動植物などの好きなモチーフをアレンジしながら描いていらっしゃいます。古今東西の工芸品や自然からも学びつつ、古い器を写すのではなく、自分なりの今の感覚を器という形に落とし込んでいるとのこと。

さて、須藤さんのバックグラウンドであるグラフィックデザインとは、ある「目的」を達成するためのソリューションであり、作り手と受け手のコミュニケーションです。「目的」のないグラフィックデザインは仕事として成立しません。

さすがもとデザインの現場にいた須藤さんの作品からは、強いコミュニケーション性を感じます。作り手である須藤さんは、しっかりと料理と図柄の関係性を想像しながら作品を作っています。我々ユーザーは、料理も楽しみながら器までも楽しむ。そこに会話はなくとも、二者の間には強いコミュニケーションが生まれています。

全ては、食卓での時間を楽しむということが「目的」です。

私たちFOOD FOR THOUGHTは、まさしくこういう作品をお客様に紹介したいと常々思っています。

食卓での時間を楽しく意義深いものにしてくれる須藤拓也さんの染付、とってもおすすめです!

今回は6種と少なめではありますが、オンラインショップに入荷致しました。お待ちくださっていた皆さま、どうかお見逃しのないよう。

須藤 拓也 陶歴:
1972年、福島県生まれ
多摩美術大学二部デザイン学科卒業後、
グラフィックデザイナーを経て、
2002年、愛知県立窯業高等技術専門校修了 
東京都国分寺市にて制作
2018年3月 香川県高松市牟礼へ移転