
村井大介さんの当店初の個展 11/28~11/29 @上原店です!
FOOD FOR THOUGHT上原店で、来る11/28(土)~29(日)の2日間、瀬戸で作陶される陶芸家・村井大介(むらいだいすけ)さんのFOOD FOR THOUGHTでは初となる個展を開催いたします。
*上原店のみでの開催ですので、お間違いのないようお気をつけください。西荻店は開けません。
実はFOOD FOR THOUGHTで一番多くお客様にお選び頂いているポットが、村井大介さんの「磁化粧ポット 白」です。
村井さんのオリジナルでは注ぎ口に水切れを良くする返しが付いているのですが、この美しいシメトリカルなプロポーションを際立たせる為に、当店ディレクター渡辺有子が「注ぎ口をバサッとカットして欲しい」と無茶なお願いをしました。そうして生まれたのが当店の別注モデル。村井さんの丁寧な成形ゆえに水切れは素晴らしく、そして何と言っても印象派の絵画から飛び出してきたような対象の美により磨きがかかり、不動の人気ポットとなったのです。
今回の個展では、この人気の「FOOD FOR THOUGHT別注 磁化粧ポット 白」を大・中・小の3サイズ展開でたくさん出品して頂きます。作家が同じ形に向き合い続けてくださっているからこそ、このポットは時を追うごとに切れ味を増し、円熟期に達しています。
そして今回特に飲食店の皆さまにご紹介したいのが、料理が特に映える「黒磁化粧」と「チタン釉」と「磁化粧銀彩」の作品群です。
今回はあえて作品点数を絞り、プレート類をかなり多めに出して頂きます。飲食店や、しっかり数を揃えたいご家庭の皆さまの為に、あえて品数ではなく点数を積んで参ります。
黒磁化粧:
新しい試みのシリーズ。白い磁化粧を本焼きした後に、表には黒い釉薬、裏には黒い顔料を塗ってさらに焼成。非常に手間のかかる制作法。真っ白の素地の上に黒釉を重ねている為、墨のような真黒が特徴。真黒の器は実はなかなか見つからないものです。表面には微細な凹凸がある為、オーガニックな表情もあり温かみがあります。高彩度の食材やソース、鮮烈な色のデザートなどに。または真っ白い食材にも。
チタン釉:
磁器土を素焼きした上にチタン混の釉薬を掛けて焼成。流れやすい性質の釉薬で、ランダムに流れた白〜青へのグラデーションの軌跡が美しい作品。窯内部の温度のわずかな変化で白っぽく出たり、グレーが入ったり、青みの強弱が出ます。同系色の野菜の皿や黄色〜オレンジの食材が色相的には合いそう。テクスチャの裏を取って生物にも。
磁化粧銀彩:
本焼きした磁化粧の肌に銀の釉薬を筆で塗り、低温焼成した後にペーパー掛けをすることで深みのある銀が表出したシリーズ。使用することで顔が変わり、銀の色が落ち着いてきます。こちらは和洋問わず使いやすい色味。料理を選びません。
村井さんがひとつひとつじっくりと時間をかけ作り出す繊細で美しい世界観を、どうぞお店でお手にとってご覧ください。おうちのテーブルを華やかに格上げしてくれますし、飲食店の皆さまには強い武器になります。
氏の穏やかさ、優しさがしっかりと作品から伝わってくる仕事を、たくさんの方々に見て欲しいと思っています。
村井さんの個展作品は、会期後オンラインショップでもご覧いただけるようにいたします。こちらはまたアナウンス致しますので、どうぞお楽しみに!
FOOD FOR THOUGHT
村井 大介 略歴 Daisuke Murai
1979 三重県松坂市生まれ
2012 愛知県立瀬戸窯業高校セラミック陶芸専攻科修了
2014 愛知県瀬戸市窯町に工房を構える
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令和2年7月23日